後半のテーマは、前回の続きとなる『復縁』についてである。
復縁の方法は数あれど、まずその糸口になるのがメールやLINEなどの「文章伝達」になるとお話した。
であるからこの記事でも、メールやLINEなどから復縁する方法をお話していこうと思う。
しかしここでは「文章の書き方そのもの」をお教えするものではない。
拙著『恋愛波動の教科書』でも度々お話しているが、恋愛を成就させるにあたり「人の心理」を追いかけてはいけないのである。
だから、「こう言ったらこう返す」ような、相手の心理を利用した、巷にあふれるような文章術をここで説明するつもりはない。
そんなことよりも、まず最初に気づいておかなければならない「超基本」がある。
正直な話、そのことについて触れている恋愛本は「無い」。
だからこそ、まずその基本的な部分についてお話しようと思うのだ。
■「言葉」を伝達しようと思うな
現代において、「LINE」などの伝達手段は、人々の生活に必要不可欠な存在になった。
しかし、言い換えればそのような伝達手段に「慣れてしまった」とも言える。
実はこの「慣れ」が曲者なのだ。
私は常々、自分の好意を伝える際に「波動の同調」が必要であると言っている。
波動の同調にはいくつかの方法があるが、一つ手っ取り早い方法が「同じ空間を共有すること」である。
なぜなら、波動とは、自分に合う波動・合わない波動含めて「空間を伝って相手に届く」からである。
つまり、あなたが抱く「楽しい」「嬉しい」「好き」という感情は波動として、同じ空間にいる相手に伝わるわけである。
それでは「メール」や「LINE」はどうだろうか?
一見すると「トークルーム」という同じ空間を共有しているように見える。
しかしここで慣れが起こることで、共有しているトークルームが「空間」ではなく「ただの文字のやりとり」になってしまうのである。
まず多くの人はこの事実に気づいていない。
大切なことは「空間を共有している」という意識なのだ。
それではどのようにして「空間を共有している」という意識を持てば良いのだろうか?
■恋人時代と現在での違いは?
空間を共有している意識の持ち方について、その鍵は「恋人時代の自分」が持っている。
復縁前に持っていた意識は、色々な楽しいイメージが目の前に広がっていたはずだ。
まさにそれはトークルームでの文字のやりとりを超えた、「空間の共有」になっていたわけである。
しかし、それが別れを経験した後は、一気にそのイメージが見えなくなってはいないだろうか?
つまり「ただの文字のやりとり」になってしまったということだ。
ここに鍵がある。
つまり、恋人時代のイメージ力をもう一度「LINE」や「メール」のトークルーム内にトレースすれば良いのだ。
具体的な方法は、ただ相手がそこにいるかのように「イメージするだけ」「トークルームを超えて空間を共有している」という感覚を持つことが大切なのだ。
このイメージがあることとないことでは、同じ相手を気遣う内容の文章を送っても「反応が全く異なる」ことに気づくだろう。
■おわりに
人は文字や物質など、「目に見えること」だけを重要視し、見みようとする。
しかし実は「うまくいっている時」ほど事実を超えたイメージを実際に見て、それを相手と共有しているわけである。
ここで紹介した方法があまりよくわからない、もっと詳しく使えるようになりたい、もっとハイレベルな復縁術について知りたいという場合は、遠慮なく相談されてほしい。
