本日のテーマは昨日の続きである『復縁』についてお話していきたい。
復縁について書かれた書籍は数あれど、どれもこれも直接的で問題を部分的にしか捉えられていないので、アプローチが「対症療法」のようになってしまっているのだ。
「相手に連絡をする時は短く簡潔に」「ねぎらいの言葉を忘れない」など、これだけでは根本的な解決にならない。
なぜこのような行動を行った方が良いのかも知らずに、マニュアルのように再現することになんの意味もない。
ここではそういった感情論を徹底的に排除して、復縁に必要なプロセスを説明していくことを目的とする。
復縁でコツを掴んだら、その他の対人コミュニケーションにおいても使えるのでどんどんと試してみてほしい。
■意識を上書きすることで「人は動く」
昨日のタイトルで、伏せられていた言葉は「上書き」である。
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昨日の時点では、「うわ書き」にしようと思っていたので、文字数がおかしくなってしまったがあまりツッこまないでほしい(笑)
実は人は、意識を上書きされると、コロンと態度を変えて行動を起こすようになるのだ。
これは一般的に言えば「洗脳」と呼ばれるテクニックに近いかもしれない。
このブログでなんでそんなに恐ろしいことを言うのかというと、世の中は「支配する側」と「支配される側」の人間で成り立っていて、支配する側は絶えずこういう手法でもって、人の行動をコロコロと変えているのだ。
だから念のため『こういうことが世の中でまかり通っているんだ』ということを知っておくと、無駄なお金の出費が減ったり、無用な競争に参加せずに済んだりするので、大変お得である。
もしこのような「裏技」が、あなたの倫理観に反するようであれば、もちろん復縁に使わなくて良いと思う。
ただ知識として持っておくだけでも自分の身を守ることに繋がるのだ。
話が横道に逸れてしまったが、なぜ相手の意識を上書きすることで復縁に繋がるかというと、これには人の「飽き」が関係している。
人はよく飽きる。
これはなぜかというと、脳のシステムによるところが大きい。
人間の脳は、記憶を取り出す負荷を極力少なくするために、繰り返し行われてきたものに対し脳の海馬が「それ知ってるよ」という判断を下す。
そうすることで、心理的に『ああ、またこれか』という飽きが生まれているのではないかとされている。
この『ああ、またこれか』という状態では、人は絶対に行動を変えようとしない。
なぜなら、「コンフォートゾーン」に関する投稿でもお話したが、人は安定した状態がベストと判断するため、飽きが生じてしまった物事については動こうとしないのだ。
例えばあなたが毎日のように読まされた本を頻繁に買い直すということはしないはずだ。
ここにほんの少しでも「不安定」なエッセンスを入れると、途端に人は行動を始めるようになるのである。
例えばあなたが毎日のように読まされた本でも、大人気作家が新しく「挿絵」を入れた新装版であれば買う可能性があるのだ。
つまり「飽きを回避」して、新しい情報を「上書きする」ことで、人は行動を開始するようになる。
みんな大好きディズニーランドなどは、このように既視感を作らないために、年間100億円近くの設備投資を行っているぐらいだ。
■復縁を可能にする上書きとは?
それでは具体的に「復縁を可能する上書き」について説明していこう。
まず意識の上書きをしていく前に、昨日の投稿で説明した「忘却」を思い出してほしい。
復縁には多少の「冷却期間」が必要にであると言われているがこれは正しく、「別れの際の嫌な記憶を忘却させる」必要があるのだ。
大体3ヶ月?半年も経てば、相手の意識も軟化して少しゆとりが出てきている頃合いである。
*このあたりは、個人個人異なるので一概には言えない。
次に行わなければならないのが、「飽きの回避」である。
「忙しいのに連絡してごめんね、頑張ってね」
「応援してるね」
このような相手を思いやる言葉も悪いわけではない。
ただここに、お付き合いをしていた時の楽しさなどは微塵も感じることはできない。
あるのは「不安」や「恐れ」だけである。
そのような不安感でいっぱいの時には、やっぱり相手に連絡してみたくなるもの。
それは普通の感情である。
だから連絡は取っても良いが、出来るだけその前に「気分を変えて」ほしいのだ。
寝るでも良いし、好きなものを食うでも良い。
重要なことは、
「忙しいのに連絡してごめんね、頑張ってね」
「応援してるね」
これらの既視感を壊せるだけの、新しさが必要なのだ。
よく復縁アドバイザーなどが「今は自分磨きの時期」などとアドバイスを行っているが、「意識の上書きを行うための行為」「新しさを生み出す行為」なのである。
新しい経験、新しい価値観は新しい感情を生む。
それが結果的に相手の意識を上書きすることに繋がる。
だから出来るだけ気分の一新を計ってもらいたいのだが、まあ一度寝てみて起きた時に送ろうとした文章をもう一度読んでみてほしい。
「かなり緊張している文章だなあ」「重いなあ」と見て取れると、それは相手にも伝わっている可能性が大である。
そういう場合相手に『またか』と思われてしまうので、今一度見直してみてほしい。
■おわりに
ここでは簡易的な意識の書き換えについてお話した。
・忘却
・既視感の回避
・意識の上書き
この手順を覚えておいて、工夫すればより大きな効果を作り出すことができる。
もっと具体的に知りたいよという人は遠慮なく相談されてほしい。