「体のメンテナンス法」についてだ。
というのも、ここ最近施術のご依頼を山ほどいただいているのだが、施術を通して色々拝見させていただくと、必ずどこかに体の不調を訴えているのである。
解決したい悩みと体の不調は大きく捉えれば「リンク」している。
体の不調は、自分の中のバランスが崩れたことを教えてくれるセンサーのようなものだ。
体調不良が度を越すと、抱えたくもない悩みに苛まされる原因にもなる。
だから逆言えば、体のメンテナンスを行えば、今抱えている悩みというのは「解決する」こともあるのだ。
重要なことだからもう一度言おう。
体をメンテナンスすると、あなたの悩みは解決するのだ。
ちょっと大げさに言っているが、それぐらい体の不調を取り除いてみることは大切なことなのだ。
多くの人は、やれ肩が痛い、胃がもたれる、腰痛だとなると「年だから」と口を揃えていう。
年を重ねたからもうどうにもならんと言うわけだ。
これは大変馬鹿げているとは思えないだろうか。
治る見込みがあるものを惰性に任せて何も対策しなければ、明るい未来が待っているわけがない。
これは体のメンテナンスだけでなく、「悩みの解決」にも通じる問題である。
『これこれこういうことで悩んでいるけれど、誰に相談していいか分からないし、どうやって解決していいのか分からない』
こうやって抱えている悩みをどうして扱えば良いのかが分からず、ただ時が過ぎるのを待っている人は実のところワンサカいると思う。
ここでは少し厳しいことを言うが、『早く私のところへ相談しにきなさい』。
寝かせておいて徳をするのは漬物ぐらいのものである。
その漬物だって取り出すタイミングを見誤れば食べれたものではないのだ。
話は横道に逸れたが、本日は体をメンテナンスする法を、私の経験も交えてお話していこう。
きっとあなたの悩みを解決する原動力になるはずだ。
■仙道流!食べながらメンテナンスする体調術
中国には、「未病を治す」という言葉がある。
これは読んでそのままの意で、病気になる前に体を治す、つまりメンテナンスするということだ。
この中国の根源的な思想は、もちろん仙道にも影響を与えている。
それが「食養法」と呼ばれるものだ。
これは、まさに「食事」と「医療」が同じだとの考えに基づいている。
言い換えれば「医食同源」ということもできる。
『食べながら体をメンテナンスできるなんて最高だなあ!』と思われるかもしれないが、毎日コンビニの食事ばかりを食べながら『これは食養法です』なんて言い分は流石に通用しない。
それはこれからお話する私の経験談をお読みなっていただければ明らかであるからだ。
■現代人が食べているものの多くは「食べ物じゃない」
最初に結論から言ってしまおう。
あなたが食べているものの多くは、「食べ物じゃない」場合が多い。
「亜硝酸塩」「アスパルテーム」「アセスルファムK」
もう見るからにヤバそうな名前のこれらは、「食品添加物」と呼ばれるものたちだ。
ご存知のとおり、食品添加物は、食品の腐敗を防ぐためにメーカー側が施しているものである。
なぜかというと、早く腐っちゃうより薬品を入れて長持ちさせた方が儲かるからだ。
つまり、「あなたの体調のこと」などメーカー側は微塵も考えていない。
それなのに多くの人は『まあ有名メーカーが出しているから大丈夫だろう』と盲目な有様なのだ。
実際に飲料大手の「コカ・コーラ」は、次世代の安全な人工甘味料をやっきになって探している。
「コカ・コーラ」は、現在のところも人口甘味料で出来た「ダイエット・コーラ」を発売しているが、将来的にどのような影響が人体に出るか誰も分かっていないのだ。
私は仙人生活に入る前、大変怠惰な生活を続けていた。
怪我をしても全く治らない、慢性的に体のあちこちに不調をきたしていた。
ある時などは、階段でつまづいて足首をひねってしまった。
そこから5年間、全く良くなることがなく、むしろ痛みは増すばかりになってしまったのだ。
夜寝る前に『俺も年かなあ…こうやって老いていくのかな…』とても弱気になったことを覚えている。
しかしひょんなことで、仙人生活をはじめ食養法を実践し、食にも気をつけ始めたところ、なんとあれだけ何年間も痛みが起こっていた足首が全快してしまったのだ。
これには私も驚いたが、それからも食品添加物を避けた食事を気にしながら生活していると、食べても食べても太らない体質にもなってしまったのだ。
もちろんこれは、拙著『気のスーパー・ダイエット』でも説明している神経調整法も大いに関係しているのだが。
とまあ、こうして食養法の効果を存分に体感し満足していたわけなのだが、ある時にのっぴきならない付き合いでしばらくの間知人と食事を共にすること機会があった。
その知人というのがまた不健康きわまりない男だったのだが、旧知の間柄であったので私も付き合うことにした。
その影響が現れたのは数日後だった。
まさにあの古傷が再度「痛み出した」のだ。
これには私も驚いたが、気を取り直して食養法を実践してみたところ、たった2日?3日で痛みがすっかり消え失せたのである。
つまり、体は本当に良いものを知っているのだ。
他にも肌荒れにだって効果現す。
肌の疾病というのは原因が追求できないものが多い。
だから皮膚科の医者というのはそれをよく知っているから、ちょいちょいと見立てだけで判断してよく分からない強い薬を出したりして悪化させてしまうことが多い。
私の元へ来た外家の弟子で、Tくんというのがいたが、肌の吹き出物に随分と悩んでいたようだ。
私がそこで食養法をすすめ実践させたところ、たちどころに効果を現し、吹き出物が一気に消えてしまった。
Tくんの場合は少し「白物(砂糖など)」を日常的に取りすぎていた。
他にも細々としたものを伝え、今でも実践を続けているがそれ以来吹き出物とは無縁の生活をしているようだ。
このように、「食事」と「医療」はまさに表裏一体なのだ。
であるから体のメンテナンスを行いたい場合、まずは「食べること」に気をつけてみよう。
■余分なものを溜めておかない体をつくる
食養法では、食べて体に取り入れることと同じように「出すこと」をとても重要に考えている。
現代人は、西洋医学の影響でなんでも「止めよう」と考えるようになってしまっている。
咳が出れば咳止め、下痢が出れば下痢止めというこんな具合に、体がSOSを教えるとすぐさま止めにかかるのが現代人なのだ。
しかし、咳や下痢に見るように、これらの症状というのは体を治そうとする「反射」である。
症状を出し切る前に咳止めやら下痢止めやらを飲んで、体内に不調の原因を留めてしまうことで、余計に体調が悪くなってしまう。
であるから、排泄でも風邪の症状でも「止める」という行動を行う前に少し考えなければならない。
例えば最近で言えば「クーラー」の使いすぎである。
ちまたでは、どこもかしこもクーラーで「キンキン」に冷えた冷蔵庫みたいになっているのではないだろうか?
このように恒常的に、クーラーに慣れた生活をしていると、もちろんその室内では汗などかかないだろう。
そうかと思うと一転、外に出るとうだるような暑さで、すぐにバテてしまう体になっている。
このように温度差の激しい環境を行ったりきたりすることで、自律神経は狂い結果的に慢性的な体調不良を訴えることが多いのだ。
今いる環境に慣れてしまうと、何も疑問に思わなくなってしまう。
しかし、そこで少し立ち止まってみることで、体をメンテナンスするきっかけを作ることができる。
大切なことは、自分の体に意識を向けてみることだ。
これまであまりにもないがしろにしていた場合は、それだけ体も悲鳴をあげているかもしれない。
そして、食養法など仙道の食医療について詳しく聞きたい人はどうぞ遠慮なく相談しにきてほしい。