本日の投稿テーマは、『吃音』である。
ただ、このテーマは、吃音症に苦しむ人だけでなく、全ての人に意味のある者であるのでぜひ最後まで読まれてほしいと思う。
吃音は、経験のあるものでしか分からないが、本人は強い緊張感と焦燥感を感じながら生きているといって良い。
なぜなら、人間は「言葉」を操ることで進化・発展していった動物であり、言葉がうまく使えないということはそれだけでハンデになることは悲しいかな事実であるのだ。
吃音症とは、発話時に言葉が円滑に出てこない疾病である。
同音が繰り返されたり、不用意に音が伸ばされてしまったり、音が出にくかったりする。
多くの人が認識はしているが、その実態については詳しくは知らないという人が結構いるだろう。
昨今は、映画『英国王のスピーチ』などによって吃音が取り上げられ、一般への周知に一役買ったことは記憶に新しい。
吃音症で医療機関の受信を受ける者は、年間約1,000人とされている。
これを多いと見るか少ないと見るかはあなたの自由だが、「言葉を喋る」ということで悩み苦しんでいる人が「いる」ということはしっかりと意識しなければならないことだろう。
このブログでも度々お伝えしてきたことだが、人間は言葉に対して非常に繊細な反応をする生き物である。
言葉によって傷つき、言葉によって喜び、それが蓄積され「あなた」を作っているのだ。
私のもとを訪れてきてくれた人の中にももちろん吃音で悩む人は一定数いた。
もちろん気功による治療等は行なって然るべきだが、本日の投稿では、今日、今からできる「吃音対症法」についてお話をしていこうと思う。
この対症法は、「アガリ」「緊張」や「イライラ」などに悩む人にも効果を現すものなので、ぜひ多くの人に読んでいただきたいと思う。
■吃音する原因とは?
吃音は、その人その人によって特質が異なるので、一概に「これ」という原因の断定ができるものではない。
一応ここではざっくりと、どのような原因が推察されているのかを知ってもらうことにしよう。
①素因論(本人の身体や遺伝的要因)
②神経症説(本人の心理的不安や葛藤、自我の強さ)
③学習説(周囲から与えられた刺激に対する反応として身につくもの)
引用:日本吃音臨床研究会
おおまかに上記のような原因説が言われているわけだ。
ただ私は、吃音に悩む人への対症は、これらの原因説全てを鑑みる必要があると考えている。
どれもが吃音に密接に関わっているもので、切り離して考えることはできない。
では、これらの原因説があるのはいいとして、その対症法とはいったい何なのか。
それは「記憶」と「心拍数」にあると考える。
次回の投稿では、記憶と心拍数のコントロール法をお伝えし、対症的な処置から根治を目指していただきたいと思っている。
そしてこの方法は、前述したように、「アガリ」や「イライラ」生理的な症状にも効果を現すものである。
つまり「万人」に関係する内容になっているのだ。
ぜひ多くの方に「吃音への理解」を深めていただきながら、日常に感じる精神的な不調を取り除いてほしいと思っている。
気になる対症法は次回となる。
ぜひ楽しみにされてほしい。