このブログは、気功を中心に様々な神秘行をご紹介し、願望実現に役立てていただくというのが趣旨である。
しかしそうやって「理想を追い求める」ことだけを説いていくと、必ず閉塞感にぶち当たっていく。
これは私が常々申し上げている、「意識が未来に向いてしまう」からである。
だからそれをどうしても「今」に戻さなくてはならない。
そういうことを考え、ふと私も反省した次第で、今日はとことん肩の力を抜いた投稿になる。
■現代社会は「成功例」しか紹介しない
人が抱える悩みとは、昨日も投稿したが、「生きること」とは直接関係ないものがほとんどだ。
「もっといい家に住みたい」
「いい男・いい女と遊びたい」
「ブランド物を身に付けたい」
なんでこうも、プラスアルファのことについて悩んでしまうのかというと、やっぱり現代社会が「成功例」しか紹介しないからなのではないか。
『みんなこうしてるんだから自分もそうじゃないと』
人間はみんながやってるとすると、途端に不安になってしまうものだ。
ただよくよく覚えておいてほしいのは、そんな作られた成功例に振り回されないことなのだ。
■幸せは瞬間的に消えちゃうもの
そんな世の中の成功例に振り回されずに「幸せを手にする法」とは、「うまくやろうとしないこと」なのだ。
成功ってどうしても「うまくいったこと」と勘違いしてしまう。
でも、うまくやろううまくやろうとすると、どうしても体に力が入るだろう。
何度もいうように、気功の観点では力が入ってガチガチな状態はマイナスなのだ。
だからうまくやろうとなんてしなくていい。
だってあなたは、幸せを掴むための最低ラインをもうすでにクリアしているから。
それは「生きている」ってことだ。
だからもう生きているだけで、プラス1ポイント持っているようなもの。
だから慌てずにうまくやろうとはしないことが、幸せを体感するコツでもあるのだ。
そうそう、それと、幸せとは瞬間的なものなのだ。
テレビや本を読んでいると、世の中の成功者がずっと幸せそうに描かれているけれど、それは作られた世界。
幸せとはそうではなく、刹那的なものなのだ。
だから、あなたが今持つ「生きている」という幸せに加えて、「もっと幸せ」を感じたい場合は、瞬時に消えていってしまう幸せにもっと気づくことなのだ。
「人に優しくされた瞬間」
「家でリラックスできた瞬間」
うまくやろうとして硬くなると、余裕がなくなってこういうことに気づけなくなってしまう。
これらは瞬間的に消えちゃうから、もう二度と体感することはできない。
だからうまくやろうとしなくていい。
不恰好でいい。
それよりも、消えていってしまう幸せに気づけることが、もっと大きな幸せを手にするコツでもあるのだ。
うまくやろうとしなくて大丈夫だ。
あなたはすでに「プラス1ポイント」を持っているのだから。