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ヨガから学ぶ 寝相から「真のリラックス」を知る

8月17日(金)朝8:00である。

3回に渡って続いたヨガの観点から考える『リラックス法』もひとまず今回で終了である。

ここ3回の記事では睡眠時の、特に「寝相」に着目し、あなただけのリラックス法をご紹介していくという趣旨で論じてきた。

人は日中に溜めたストレスを、睡眠時に解消している。

その睡眠時の超回復時に起こる「歪み取り」は、「寝相の悪さ」となって起こる、

だから、『私、寝相が悪くて恥ずかしい…』という人は、むしろ安心して欲しい。

そのような人は、周りから羨ましく思われるぐらい、エネルギーに溢れた人であることが多い。

それもこれもつまりは、睡眠時に心からリラックスを行えているからなのである。

反対に憂慮すべきは、日中もおとなしい、寝相もおとなしい、というおとなしいづくしの人である。

このような人は、ストレスや緊張を吐き出せていないので、日を追うごとに調子が悪くなってしまうのである。

ここでは、寝相の癖をいくつかご紹介し、あなただけの「真のリラックス」を作ってもらうためのヒントにしてもらいたいと思っている。

それでは説明していこう。

目次

■寝相から見る「真のリラックス法」

【うつ伏せの寝相】

赤子の場合、うつ伏せに寝ることが多い。

なんだか窮屈そうに見えるからと仰向けに寝かせてしまう場合があるがこれは大きな間違いである。

赤子の場合、背骨が未発達であるからうつ伏せに寝ることが正常なのだ。

大人の場合は少々勝手が異なる。

大人がうつ伏せに寝る場合、背中側にある臓器が弱っている場合が多い。

つまり腰の不安から「自律神経」「性ホルモン」などのバランスが崩れている。

このような寝相をしている人は、寝相の改善だけでは治らないので、腰に負荷がかからないように、デスクワークに従事されている人は、頻繁に腰を労わるなどをすると、寝相も緩和され結果的にリラックスできるという寸法だ。

【両手を上にあげる寝相】

この寝相をされる方も多く見かける。

原因は複数あるが、大きなところでは「視神経の酷使からくる肩こり」「食べ過ぎ」のどちらかの線を疑うべきだ。

目を疲労させることは仙道においても大変よろしくない。

なぜなら「気は目から逃げる」と呼ばれることもあるぐらい、目というのは労らねばならぬ部分なのだ。

特に今は枕元で「スマートフォン」を遅くまでいじっていることなどはないだろうか?

まずは1日?2日とこのあたりから気をつけてみると良いだろう。

それともう一つは「食べ過ぎ」である。

両手を上げることで肋骨を広げて胃をゆるめている寝相になる。

これは夕食を少なめに取るように心がけてみると良いだろう。

【両手を胸に乗せる寝相】

両手を胸に乗せる寝相というのは、何かしらの「不安」「心配事」を抱えている場合が多い。

無意識的に心臓を守る寝相を取ることで、不安や心配事から身を守ろうとしているのである。

しかし、そのような無意思的に行う寝相は結果的に心臓が血液を送り出す役割を鈍くしてしまう。

これらを矯正するには、入眠時に「腕を伸ばす」ことを心がけることである。

腕が曲がっているとそれだけ血管が収縮されるということだから、凝りや痺れの原因にもなる。

腕を伸ばすことで、肩から腕にかけて緊張が解かれ、結果的にくつろいで眠ることができる

■おわりに

ここにご紹介したのは、寝相から見る「真のリラックス法」のほんの一部に過ぎない。

ここまでお話したとおり、自身の寝相をつぶさに観察していくと、何がストレスや緊張の原因になっていて、それをどうすれば極上のリラックスにたどり着けるかを教えてくれる。

もし自分の寝相を考え時に「これはどういう意味があるのだろう?」と分からない場合は、遠慮なくご相談されてみてほしい。

あなたの寝相が理想の形で矯正された時、これまで体感されたことのないレベルのリラックスを体感することができるだろう。

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