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空腹を使って「運気」を掴む!

さて本日のテーマは、昨日に引き続き『空腹の使い方』についてお話していこうと思う。

昨日の投稿やこれまでの投稿でも説明したが、仙道気功では「物足りなさ」を感じることが、運気を引き寄せる手っ取り早い法である。

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ただ、こう説明してもまだ実感がない人にとっては『どうしてかしら?』と思うことだろう。

いまいちイメージできないから、中々運気を引き寄せられなかったりしているのだ。

だから本日は、もっともっと踏み込んで「なんで物足りなさを感じると運気を引き寄せられるのか」を論じていこうと思う。

昨日もお話した「空腹」は、人間が感じる物足りなさの最上級のものだから、とっても良いモデルタイプになるだろう。

ここでは「空腹」をテーマに、文化人類学の見地から「運気を引き寄せる法」についてお話していきたいと思う。

目次

■文明社会は、人間の潜在意識をダメにした

私たちが生きる現代の日本社会は、食いっぱぐれることがない。

インフラは整備され、どんなにお金がなくたって、飯をただで食わせてくれ寝床まで確保してくれるボランティア団体だってたくさんある。

だからこういう社会の中で、人が何に悩んでいるかというと、「文明的な豊かさ」に憧れているわけである。

「もっといい家に住みたい」

「いい男・いい女と遊びたい」

「ブランド物を身に付けたい」

こんな感じで、現代人が抱えている悩みといえば、生きることへの悩みではなく「豊かさへの憧れ」なのである。

このように、最低限「飢え」を経験しないで住む生活を続けると、人間の潜在意識は衰えていくようになる。

なぜなら、「使い道がない」からだ。

以前に投稿した記事にも書いたが、原始の時代に生きた人間は、「神々の声を聴きながら行動していた」と言われるほど優れた勘を持っていた。

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彼らが優れた勘、優れた能力を持てていたのは、「生きることへの物足りなさ」を持っていたから、つまりは必死だったからかもしれない。

■日本人は戦争で覚醒した

徳川が納めた天下太平の江戸の世の中、明治維新後の近代文明化、などどんどんと良くなる暮らしの中で生きることへの執着を持たなくなっていた。

つまり生きることに疑問を抱かなくなっていたのだ。

そんな安定した生活は「昭和の戦争」で一度ぶち壊れることになる。

金も無ければ食い物もない。

そもそも明日生きていられるかも分からない、という極限の生活を長いこと経験することで、それまで文明的な生活をしてきた人間が、「原始的な生活」を送るようになる。

原始的な生活によって一気に潜在意識の高度な覚醒が起こり、信じられないような力を発揮する人間が出てきはじめるのだ。

戦争が終わっても食うや食わずはしばらく変わらなかった。

『もう、あんな生活はこりごりだ』という具合で、原始的な生活で覚醒を体験した人間たちは運気を引き寄せ、その後の日本を高度に発展させるに至ったのだ。

■空腹のコントロールで運気を掴む

ここまでご説明したように、人間にとって「食う」「食えない」ということは非常に重要な要素になるわけだ。

だから、どうするかというと、「空腹を楽しむべき」だと私は考えている。

私も仙人生活を送る前、世俗の社会で欲にまみれていた時は、「あればあるだけ食べる」という生活を送っていた。

そうしてあればあるだけ食べる生活を送っていると、不思議なことに「あれも欲しいこれも欲しい」「なんで手に入らないんだ!」と荒んだ精神状態はいよいよひどくなってしまった。

「食」として物を体に取り込むという行為は、「安心」を作り出すことに他ならない。

だから満腹になって安心が起これば、その次の物質的欲求へと短絡的に手が伸びてしまうわけなのだ。

もしあなたが今、「運気をあげたい」「引き寄せたい」と考えていて効果が今一つ上がらないなと考える場合、体に取り込む食をまずコントロールしてみるべきだ。

例えば段階的な断食でも良いし、食の取り方を工夫することでも良いだろう。

まずは部分的にでも、「原始の意識」を呼び覚ます生活の土台を作り出すことが肝要であるのではないか、と考えている。

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