テーマは『人生が上手くいかない時』を「道教 タオイズム」から考えてみたい。
常々私は、物事を「陰と陽」から捉えなさいと教えているわけだ。
だけどイマイチこの使い方が伝わらない人があるようで、本日は人生が上手くいかない時をテーマに、ある方のインタビュー記事を「引用」しながら「陰陽」について論じてみたいと思う(紛らわしい)。
■古来から日本人も持っていた「陰陽のバランス」
“ある方”とは、そう美輪明宏先生のことだ。
かなり古い記事になるが、美輪先生が「人生が上手く行かない時」についてまとめた記事がある。
この記事で美輪先生は、「正と負のバランス」として自分に巡ってくるツキを言い表している。
人間にはバイオリズムがある。この世は正と負、光と闇、吉と凶、相反する2つのもので構成されている。闇がなければ光も無い。すべてのものの良し悪しは、2つが重なってはじめて成り立っている。ただ、みんな、幸せとか、明るいとか、片方だけを望んでしまう。
功績があり、最高に素晴しい賞をもらう。例えば、ハリウッドスターならアカデミー賞とか、アカデミー賞をいくつももらうと、ろくな死に方をしないと向こうでは言われている。日本でもいくつも賞をもらったり、あまりにもすごいものを貰うと、病気や怪我を負ったり、亡くなったりする。身分不相応な大邸宅を建てるような人にも、同じことが起こる。
だから昔の人は「負の先払い」と言って、棟上げ式(日本で建物の新築の際に行われる祭祀)の時に、紅白のお餅をまいたり、近所の人にお酒を振る舞ったり、五十銭玉、五円玉をまいたりして、負の先払いをした。
まさに「道教 タオイズム」の思想であり、それを大昔の極東の日本人が当時から持っていたことにも驚かされるのだ。
人生がうまくいかない時どうするか?
私には私なりの「超越術」という解決法があるが、ひとまずここでは記事の先にある美輪先生の答えを見てみてほしい。
あなたの中くすぶっている様々な悩みは、「道教 タオイズム」の教えを理解することで格段に快方に向かうだろう。