さて、本日の投稿は「断食」についてで、あなたの能力ならぬ「脳力」を上げる方法である。
もし、このブログを読む読者の中に、『ああ?、眠ってるだけで手取り早く頭よくならねぇかなあ?』と考える者がいたとしたら、すぐにでも「断食」をすることをオススメする。
そう本日は、断食によって脳の処理速度を上げ、これまで体感したことがない「未知なるパフォーマンス」にあなた方を連れていこうという内容のものだ。
誰もが食事のあと睡魔に襲われたことがあるだろう。
昼食を食べた後は必ずと言っていいほどパフォーマンスが下がってしまう。
なぜ前日しっかり寝たはずなのに眠くなるのだろうか、と疑問を持つ人もいるだろう。
その理由は、食べ物の「消化」に隠されている。
私たちは子どもの頃からどんな物事でも「体に入れること」を強調されて教えられてきた。
昨今の子どもたちは少し事情が違うかもしれないが、ひと昔前の子どもたちは自己表現よりもとにかく「詰め込むこと」を求められてきたわけだ。
アウトプットよりもインプット。
この傾向はもちろん「食べること」にも顕著に現れているのだ。
私たちが持つ健康のイメージとは、食欲旺盛。
モリモリと何杯ものご飯を食べるようなイメージのものだと思われる。
これは恐らく、人間は食べ盛りを経由して育ってきたから、食欲があることがそのまま健康のイメージに結びついているのかもしれない。
しかし先ほどもお話したが、食べ物を食べたあとにはそれを「消化」しなくてはならない。
実はこの消化を行うにあたり、人間はとてつもない体力を使わなくてはならないのだ。
この読者の中で「1日三食」をしっかりとっているという人はどれだけいるだろうか?
実は、その三食の消化吸収エネルギーを全て合計すると、42.195キロを完走するための消費エネルギーに相当すると言われている。
つまり、それだけ食べ物を食べ、消化することはエネルギーを消費する作業であることを覚えておいてほしい。
昔から「親が死んでも食休み」と言われるのは、昔の人が消化にかかるエネルギー消費を見抜いていたからなのだ。
■腹四分で神に近く
古くから東洋思想には「断食」や「少食」の考えが広く行き渡っていた。
特にヨーガの教えでは、「腹八分で医者いらず」「腹六分で老いを忘れる」「腹四分で神に近く」と言われている。
ここでは、断食や少食があなたの体にもたらす最高のパフォーマンスについてお話していこう。
【疲れない】
断食や少食で、あなたの体のパフォーマンスを最高に高めることができるのだが、その最も顕著な例が「疲れないこと」を上げることができる。
これは先ほども説明したとおり、消化にかかる負担が少なくなるためだ。
それだけ人間が消化に費やすエネルギーは大きなものなのだ。
今現在、あなたが「もっと活躍したい」「もっと仕事を多くやりたい」と考えていながらつい居眠りしたり、ボーッとしたりしてしまう場合、全てを消化に持っていかれている場合が多い。
そんなあなたが本当に集中できる時間は1日のうちの数時間、もしくは数十分かもしれない。
こういう状態を改善したいのであれば、まさに今、「食」について考えてみるべきである。
【脳が冴える】
これは、断食や少食になったことで、脳に血液が行き渡ることで起こるものだ。
消化にエネルギーを持っていかれないことで、私たちの行動を作り出している脳がしっかりと仕事をしてくれるわけなのだ。
もっといえば、神経細胞の余分な汚れも取り除いてくれる。
私たちの神経細胞のもろもろは、食べ物に入っている食品添加物によって汚染されている。
今どこを見渡しても、添加物が入っていない食べ物を探す方が難しくなってきた。
こういうものは食べれば食べるほど、どんどんと私たちの体内に蓄積されて、それが脳の老化を引き起こしている。
「もっと勉強に集中したい」
「物忘れをなんとかしたい」
「記憶力を高めたい」
こんな場合は、ぜひ断食を行なってみてほしい。
驚くべき効果を体感できるはずだ。
【精力が増す】
特に男性に朗報だが、消化にエネルギーを費やさずに済むので、血流が体内にしっかりと行きわたるようになる。
だから、海綿体に血液を送り込むことでなされる「勃起」にはまさにうってつけであるということだ。
このような生殖能力の向上は、身体面だけでなく「精神面」によっても起こされる。
というのも空腹によって「飢餓」状態を擬似的に作り出すことで、動物の種の保存の本能が生殖能力を高めるというわけだ。
この技術、実は意外なところで応用されている。
それは「養鶏場」だ。
養鶏場では、にわとりにたくさん卵を産ませるために、最初2週間ほど「断食」をさせるらしい。
断食のあとに食事を与えると面白いぐらい卵を産み落とすという話なのだ。
精・身両面から精力を増す仕組み、ぜひ最近ご無沙汰だなという人は試されてみるのも良かろう。
■断食の実践について
さて、挙げ連ねればキリがないような断食の効果であるが、最後に「断食はどのように実践すれば良いか」を説明していこう。
これまで1日三食しっかり食べ続けてきた人に突然、一食も食うなと言ったってそれは土台無理な話である。
であるから段階的に食事の回数を減らしてみることをオススする。
まず最も自然な方法が「朝食を抜く」という方法だ。
これは半断食とも呼ばれるもので、目覚めた脳のスッキリ感をそのまま、昼まで持続させることができる。
ただ、1日三食を実践してきた人にとっては、摂取する糖分の量がそれまでと大幅に異なるために、手が震えたり、逆に眠くなったりする人がいる。
これは低血糖によってもたらされる症状であるが、誰でも手が震えたり、逆に眠くなったり普段と違う身体症状が出ると怖くなってしまうもので、『もうや?めた!』と2、3日でヤメてしまう人が多い。
これは断食の効果を知らずにトラウマだけが残ってしまう最悪な状態で、こういうものは厳に慎むべきである。
断食を行う際の秘訣は「無理をしないこと」だ。
普段と違うなと思ったら、食事の回数を元に戻し、その代わり「量を減らす」などを行なって徐々に断食に移行していく方が良いだろう。
私も今となっては、1週間?2週間断食をするのは普通のことになったが、最初のうちは「1日二食」「1日一食」という具合に段階的に断食に移行してきた。
おかげで無理なく行えることができていて、パフォーマンスは最高値!
まさに超越的な能力を獲得するにいたっているのだ。
■総括
人間は、「取り入れる時のこと(食事)」を考えるのではなく「出す時のこと(排泄)」のことも大いに考えると、人生のパフォーマンスが段違いに上がっていくだろう。
食事を制限することでエネルギーが費やされず、むしろ余るぐらいであるので、睡眠時間だって短くて済む、頭も冴える、若返るで良いことづくめなのだ。
もちろん、消化のエネルギーを抑えることで血流が良くなることで、「気功の技術」だってアップする。
内丹術では気を全身でコントロールするわけだが、それだって血流の安定があってこその技術であるのだ。
ぜひ悩まれる方は段階的に行なってみてほしい。